トップページ | シラバス |  
 
    授業内容詳細

 医療ビジネス論
   Theory of the Medical Industry
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門発展科目・国際ビジネス科目群
担当者 武藤 麻美(准教授)
グレード G3
テーマ 我が国における保健医療サービスの体系と法制度に関する歴史と現状を学ぶ
キーワード 医療保険制度,診療報酬制度,介護保険制度,公費負担医療制度
開講年度
2018
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 医療は、社会性や公共性が高く、きわめて公益性の求められる活動である。この授業では、医療ビジネスの現状と課題について学修するとともに、国際的な広がりを見せる医療ビジネスの実態についても理解することを目標とする。授業では、製薬企業、病院・医院、薬局等の医療ビジネスにおける役割を理解するために必要な基礎知識を修得する。また、医療ビジネスは健康産業とも深い関連性を有しており、処置や措置等だけでなく、サービスの購入の時代に転換しており、今後の事業展開のあり方も考察する。
履修条件
科目の位置づけ(DPとの関連) この科目は、学位授与の方針 (DP) に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当する。
1.グローバル化する現代社会の諸問題を理解し、理論と知識をもってその解決に向けて自ら考え、取り組む姿勢を身につけている。
私たちの生活にとって身近な医療や福祉の制度やサービスについて理解し、現代の日本社会が抱える様々な医療・福祉的課題(例えば少子高齢化や貧困問題、孤独死、無医地区など)についても考えていく。こうした検討を通し、日本の社会保障制度に関する理解も深めていく。
学修の到達目標 保健医療サービスの体系の歴史的経過と現状、課題を自分の言葉で説明できるようになることを目標とする。
また、将来医療業界(医療機関や製薬会社など)や福祉関連業界(高齢者や児童、障害者向けの事業など)、公務員(福祉事務所など)などの進路選択に向け、専門知識の拡充と医療ビジネスに必要な知識を深めることを目標とする。
授業の方法 講義では、PowerPointを活用する。また学習の進捗状況を確認するため適宜小テストを行い、小テストの結果については採点した上で返却する。
授業外の学修(予習・復習等) 授業において課された課題に取り組み、学修した内容の理解が深められるように努めること。
講義の初めに前回講義の内容に関する確認を行うので、プリントやノートを見直し必ず復習しておくこと。また日頃より新聞や書籍等をチェックし、現代社会の様々な問題に関心を持っておくことが望ましい。
テキスト・参考書 授業内で適宜プリントを配布する。
参考書は、「新社会福祉士養成講座17 保健医療サービス 第5版 中央法規 2017年」とする。
成績評価の基準・方法 小テスト(20%)、定期試験(80%)とする。
この科目の履修にあたって 私たちの生活にとって、医療や福祉は切っても切り離せないものである。例えば皆さんも風邪を引いた時や、虫歯の治療などで、医療機関を受診することもあるだろう。また、今後、超高齢化社会に突入する日本では、ますます医療をはじめ介護・福祉サービスの必要が高まってくると考えられる。この授業を通し、医療施設や介護保険施設がどのような制度の上に運営されているのかを知り、日本の社会システムの仕組みや、現代の日本社会が抱える問題についても是非考えていってほしい。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 医療ビジネスと保健医療サービス

医療とは何か、その概念について解説し、どのような職場や専門職、国家資格があるかについて解説する。

第2回 保健医療と法制度の歴史

日本の保健医療制度の内容やその成り立ち、病院や病床の種類などについて解説する。

第3回 医療保険制度の概要

国民医療費の構造や、医療保険制度の仕組みについて解説する。

第4回 診療報酬制度の概要

診療報酬制度の仕組みについて解説する。

第5回 介護保険制度と介護報酬の概要

介護保険制度と介護報酬の仕組みについて解説する。

第6回 保健医療関係職種の役割

医療機関で働く専門職の役割と業務内容、専門職に求められる国家資格の取得方法などを解説する。

第7回 医療法

医療法について解説し、病院や診療所の定義などについても学ぶ。また政策医療についても解説する。

第8回 保健医療サービスを提供する施設とシステム(医療施設)

診療報酬における医療施設の機能や類型について解説する。

第9回 保健医療サービスを提供する施設とシステム(介護保険施設)

介護保険法における施設等の機能や類型について解説する。

第10回 保健医療サービスにおける医療ソーシャルワーカーの役割

医療機関において、入院中の患者やその家族の相談支援や、退院支援などの仕事にあたる社会福祉の専門職「医療ソーシャルワーカー」を採り上げ、事例をまじえながら職務内容について解説する。

第11回 保健医療サービスの提供と経済的保障

国民健康保険・被用者保険・後期高齢者医療制度の仕組みについて解説する。他にも休業補償や高額療養費制度などについても紹介する。

第12回 公費負担医療制度の概要①

公費負担医療制度について解説する。そのなかで生活保護制度の医療扶助にも言及することから、生活保護制度についても概説する。

第13回 公費負担医療制度の概要②

障害者自立支援法や障害者総合支援法などについて紹介したうえで、自立支援医療について解説する。

第14回 保健医療サービスにおける専門職の連携と実践

高齢者医療・介護において、地域における多職種連携アプローチとして期待される地域包括ケアシステムの解説や、患者の権利を守る仕組みとしてのインフォームド・コンセントやセカンド・オピニオン、リビング・ウィルなどについても紹介する。

第15回 半期の総括

これまでの振り返りとまとめを行う。