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    授業内容詳細

 ヨーロッパ経済論
   Theory of the European Economy
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門発展科目・国際ビジネス科目群
担当者 中井 英雄(教授)
グレード G3
テーマ EU(ヨーロッパ連合)を通じたヨーロッパ経済の理解
キーワード 関税同盟,単一市場,単一通貨,欧州議会,イギリスの離脱,ドイツの役割
開講年度
2018
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業では、欧州連合(EU)による、ヨーロッパ経済全体の安定と、加盟国間の経済格差の解消への取組について理解することを目標とする。具体的には、第1に加盟国間の市場統合やユーロによる通貨統合の歴史、第2に欧州理事会や欧州連合理事会等の政治機構、第3に欧州中央銀行と加盟国の中央銀行による金融制度の仕組について学修する。ヨーロッパにおける経済の歴史や制度とともに、ギリシャ危機やユーロ危機等の現代的なトピックも取り上げる。
履修条件 ミクロ経済学、マクロ経済学、経済政策概論を履修していることが望ましい。
科目の位置づけ(DPとの関連) この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当する。1. グローバル化する現代社会の諸問題を理解し、理論と知識をもってその解決に向けて自ら考え、取り組む姿勢を身につけている。
学修の到達目標 図式と数式と文章で、国際的なビジネスの概念を表現でき、理論的なコミュニケーションが図れるようにする。
授業の方法 教科書に則して授業を行うが、スライドなどを利用して、視覚的な効果も取り入れるとともに、適宜レジュメなどの資料を配布する。中間レポートや中間テストで、図と式と文章による理解力の程度を確認する。
授業外の学修(予習・復習等) Eテレのオイコノミアで経済学を復習し、新聞の経済記事などにより、関心のある経済ニュースをアンケートする。
テキスト・参考書 教科書
田中・長部・久保・岩田(2014)『現代ヨーロッパ経済論』有斐閣

参考図書
棚池康信(2003)『EUの市場統合』晃洋書房
高屋定美編著(2010)『EU経済』ミネルヴァ書房
久保広正・田中友義(2011)『現代ヨーロッパ経済論』ミネルヴァ書房
成績評価の基準・方法 レポート:10%、中間テスト:30%、期末テスト:60%
この科目の履修にあたって 新聞の国際面やその他の媒体で、ドイツやイギリスなど、EUの情報に接してください。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 イントロダクション

EU(ヨーロッパ連合)を通じたヨーロッパ経済の概要を説明します。

第2回 EUの歴史

1951年の石炭・鉄鋼のヨーロッパ共同体(ECSC)に始まる歴史的深化と加盟国の拡大を説明します。

第3回 EUの諸機関

EU首脳会議(欧州理事会)、閣僚理事会(立法機関)、欧州委員会(行政機関)、欧州議会(諮問・共同立法機関)の制度を説明します。

第4回 関税同盟とEC単一市場

関税をゼロにしたときの貿易創出効果を説明します。

第5回 単一通貨と欧州中央銀行の制度

単一通貨に至る歴史と欧州中央銀行の制度を説明します。

第6回 固定社会ドイツとコミュニティ

人口移動が少ないドイツを固定社会として捉え、コミュニティを中心とした社会制度を説明します。

第7回 ドイツのコミュニティと市町村制度

ドイツのコミュニティ(ゲマインデン)が、市町村となり、郡制による規模の経済を説明します。

第8回 クラブ財と郡制

クラブ財の理論を解説し、多数の小規模市町村が郡制によって補完されていることを説明します。

第9回 ドイツの連邦制

ドイツは、各州からなる連邦制であり、東西ドイツの統一を説明します。

第10回 ドイツの連邦州間財政調整

ドイツの各州が存立するための連邦州間財政調整制度を説明します。

第11回 移動社会イギリスとボランタリー部門

人口移動が容易なイギリスを移動社会として捉え、ボランタリー部門を中心とした社会制度を説明します。

第12回 イギリスの市町村合併

クラブ財の理論から、イギリスの市町村合併を説明します。

第13回 イギリスのEU離脱問題

イギリスのEU離脱問題を開設します。

第14回 ドイツとイギリスの国際比較

ドイツとイギリスの社会制度を比較しながら、国際比較の手法を説明します。

第15回 総括

EU加盟国の特にギリシャ危機を説明し、EUの将来を解説します。