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    授業内容詳細

 ソーシャルメディア論
   Theory of Social Media
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門発展科目・コミュニケーション科目群
担当者 ルベ・エマニュエル(教授)
グレード G3
テーマ ネットワークメディアに於けるソーシャルメディアの概要と在り方、そしてその展望
キーワード ソーシアルメディア,ネットワークメディア,デジタルメディア,Web 2.0,インターネット,スマートフォン,ニューメディア
開講年度
2018
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業では、SNS(Social Networking Service)として広く普及したソーシャルメディアについて学修する。ソーシャルメディアは、不特定多数の人々が参加し、情報発信ができるメディアとして、現代社会の動向に大きな影響を及ぼしている。授業では、ソーシャルメディアの発展の変遷やそのあり方について解説し、内在する課題について考察する。ソーシャルメディアについて理解することで、個人が情報を発信することの社会的影響について学ぶ。
履修条件  特になし。
なお、デジタル文化、モバイルメディア文化やWebの世界に関心を持つことが望ましい。
科目の位置づけ(DPとの関連)  この科目は学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて修得する知識や能力のうち、現在Web上に於けるデジタルメディア、ネットワークメディアの文化を理解し、ソーシャルメディアの誕生と現状について基礎知識を得る。
学修の到達目標  まず、ソーシャルメディアの基盤となるWeb 2.0の理念を理解し、そしてWebの窓口となる検索エンジンの仕組みと役割を考えて行きます。その次に、Webを実験工房とし、ネットワーク上で表現の可能性を探検していくアーティスト・エンジニア達のプロジェクトを探っていきます。今後の観点として、ソーシャルメディアのいくつかのプラットフォームを例に挙げながら、ソーシャルメディアがもたらすプライバシーとセキュリティの側面から改めます。
授業の方法  さまざまなソーシャルメディアのプラットフォームを体験しながら、ネットワークとコネクティビティーの可能性を探検しながら、下記の参考書をもとにソーシャルメディアとは何かを考えて行きます。学生自身が関わりながら、セキュリティとプライバシーの側面をしっかり改め、ネットワークコネクティビティーの現状と将来を考えていきます。
授業外の学修(予習・復習等)  インターネット検索によるオンライン情報やメディアなどを活かし、予習・復習を行なって欲しい。関心のある知識を求めることが望ましい。
テキスト・参考書 Lovink, Geert “Dark Fiber: Tracking Critical Internet Culture” (MIT Press, 2002)

Van Dijck, Jose. The Culture of Connectivity: A Critical History of Social Media” (Oxford, Oxford University Press, 2013)

レフ・マノヴィッチ、堀潤之訳『ニューメディアの言語 — デジタル時代のアート、デザイン、映画』(みすず書房、2013年)

Lev Manovich, "The Language of New Media" (MIT Press, 2002)

成績評価の基準・方法 評価方法:課題レポート(60%)、授業時の中間レポートや発表など(25%)、授業での態度と参加度(15%)。

判定基準は以下のとおりである。
秀:90点以上、優:80点以上、良:70点以上、可:60点以上、不可:60点未満
この科目の履修にあたって  現在、Web上に於けるデジタルメディア・ネットワークメディアの文化について幅広い知識を持つこと。それに、Web 2.0を背景に誕生したソーシャルメディアの現状と在り方について個人体験を踏まえながら、疑問を持ち自分なりの観点を広げることが望まれる。

オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 ネットワークメディアに於けるWeb 2.0の改革

 2000年頃、既に15年以上の歴史を経過したWebネットワークに於いて、ゆるやかな改革が起きています。それは、Web 2.0という改革です。Web 2.0とは、ユーザー生成コンテンツに基づき、技術的な改革でもありながら思想的な改革でもあるセマンティクWeb、つまり意味論的なWebを可能にし、ソーシャルメディアの誕生を促した改革です。そのWeb 2.0の背景と現状を探っていきます。

第2回 ネットワークメディアに於ける検索エンジンの役割(その1)

 続いて、Web 2.0の背景と現状を探りながら、さらにインターネットと言ったネットワークの窓口となる検索エンジンの役割を考え、情報、メディア、アルゴリズムとの相互関係を探っていきます。

第3回 ネットワークメディアに於ける検索エンジンの役割(その2)

 更に続けて、検索エンジンの中心部にあるアルゴリズムは、現在の情報メディアの中で存在する「情報」に関してどんな影響を与えているのか。その情報が、検索エンジンを経由してどのような仕組みによって得られ、どのようにユーザーのブラウザーに表示されるのかを検討していきます。

第4回 ネットワークメディアに於けるクリエーティブなアプローチ(その1)

 データベースアート
 Web 2.0に於いて、ユーザー生成コンテンツが可能にする巨大なデータベースに基づき、データベースアート、データベースドキュメンタリー、データベースシネマなど、さまざまなクリエーティブなプロジェクトを紹介し、ネットワークがもたらすソーシャルメディアの可能性を考えていきます。


第5回 ネットワークメディアに於けるクリエーティブなアプローチ(その2)

 データビジュアライズ
 Web 2.0に於いて、ユーザー生成コンテンツが可能にするビッグデータ、それに基づくデータマイニングをビジュアライズ化させる研究プロジェクトやアーティスト作品を紹介し、ネットワークがもたらすソーシャルメディアの可能性を考えていきます。

第6回 ネットワークメディアに於けるクリエーティブなアプローチ(その3)

 オルタナティブ・インタフェース 
 長年に渡ってコンピュータと人間を繋ぐインタフェースとして、キーボードとマウスが使われてきました。しかし、近年さまざまなオルタナティブ・インタフェースが誕生しました。それらの中からモーション探知、フェース探知、瞳追従装置や表情認識などを用いたインタフェースを取り上げ、それらが活かされたクリエーティブなプロジェクトを紹介していきます。


第7回 ネットワークメディアに於けるクリエーティブなアプローチ(その4)

 人工生命システム(Artificial Life)
 人間社会での相互関係と同様、生命物は環境との相互反応、つまりインタラクティブな反応で生きています。アーティスト・エンジニア達は、生命物のインタラクティブな関係を観察し、人工生命のさまざまなプロジェクトの形で活かしています。彼らによって全生命のDNAがアルゴリズムの世界に混じり込み、オンラインライフとソーシャルメディアの空間に浸透していきます。彼らのプロジェクトによりソーシャルメディアの生態を読み取っていきます。

第8回 ネットワークメディアに於けるクリエーティブなアプローチ(その5)

 ジェネラティブアート
 検索エンジンや巨大なeコマースサイトのバックボーンとなるアルゴリズムをバネとし、アーティスト・エンジニアはさまざまな自動生成、即ちジェネラティブ方式の作品に積極的に取組んでいます。それらの作品に見える人工生命、数学、ロジックや仮想現実などを結び付けた世界を探っていきます。

第9回 ネットワークメディアに於けるクリエーティブなアプローチ(その6)

 監視の情報社会
 監視社会に於けるクリエーティブなプロジェクトを分析していきます。
インターネットに於ける自由、オープンソースやフリーなどの概念の理想性と矛盾、刃の刃となりがちなその概念の働き方を探りながら、情報メディアの在り方を問う()ていきます。

第10回 歴史:インターネットとネットワークメディアの誕生と発展

 1969年、世界初のインターネット接続を収録したビデオから考え始め、冷戦時代が生み出したデジタル天才達の創造的なアイディアに触れ、現在のネットワークメディアの基盤となったテクノロジーと思想を探っていきます。そのため、
当時のアーカイブ資料をもとにさまざまな創造を取り上げます。

第11回 ネットワークメディアに於けるソーシャルメディアのプラットフォーム(その1)

 フェースブックのケース。ソーシャルメディアの具体的なアプリケーションを取り上げ、ソーシャルメディアの現状と可能性をディスカッションのテーマに、情報メディア社会の在り方を探って行きます。


第12回 ネットワークメディアに於けるソーシャルメディアのプラットフォーム(その2)

 ツイッターのケース。ソーシャルメディアの具体的なアプリケーションを取り上げ、ソーシャルメディアの現状と可能性をディスカッションのテーマに、情報メディア社会の在り方を探って行きます。

第13回 ネットワークメディアに於けるソーシャルメディアのプラットフォーム(その3)

 ウィキペディアのケース。ソーシャルメディアの具体的なアプリケーションを取り上げ、ソーシャルメディアの現状と可能性をディスカッションのテーマに、情報メディア社会の在り方を探って行きます。

第14回 授業総括、学生レポート作成

 授業総括、学生レポート作成。

第15回 学生レポート作成、完成

 学生レポート作成、完成。