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    授業内容詳細

 国際協力法
   International Cooperation Law
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門発展科目・国際理解科目群
担当者 安藤 由香里(講師)
グレード G3
テーマ グローバルな課題に直接関わる分野の基礎知識
キーワード 領土や海洋,環境,国際犯罪,国際経済,武力紛争
開講年度
2018
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業は、国際法の基礎知識を学ぶ授業である「国際社会と法」の発展科目である。授業の前半では、グローバルな課題に直接関わる分野(領土や海洋、環境、国際犯罪、国際経済、武力紛争等)の基礎知識を学修する。そのうえで、後半では基本知識の活用として、具体的な国・地域・テーマを取り上げる。例えば、ヘイトクライムの事例は国際人権法、国際人道法、国際刑事法等複数分野からの対応が可能である。このように問題解決を第一とした、実践的かつ柔軟な法の解釈、適用、救済について考察する。
履修条件 国際社会と法の履修者が望ましい。
科目の位置づけ(DPとの関連) この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当する。1. グローバル化する現代社会の諸問題を理解し、理論と知識をもってその解決に向けて自ら考え、取り組む姿勢を身につけている。
学修の到達目標 この授業では、国際社会の課題解決に向けて構築されてきた国際法規範及び制度を学び、国際社会でのキャリア形成に必要となる柔軟な問題解決型の思考を修得することを目標とする。国際的な協力枠組を必要とする分野で、どのような法規範が形成され、どのような制度が確立されてきたのかを学び、これら法規範や制度を複合的に活用し課題を解決するための可能性と限界を理解する。
授業の方法 授業前半では教科書に則して国際法総論の基礎知識の復習及び個別分野について授業を行う。その際、最近の事例・判例を盛り込んだレジュメ等の資料を配付する。授業後半の時事問題の考察では、必要に応じて、現状を確認できるような映像教材を活用し、履修生の理解を確認しながら進める。毎回の授業では授業内容に関する問いを課し、授業終了時にリフレクションペーパーを提出する。リフレクションペーパーは次回授業時の振り返りに活用し、授業の双方向性を確保する。
授業外の学修(予習・復習等) 授業において課された課題に取り組み、学修した内容の理解が深められるように努めること。
テキスト・参考書 教科書:
山形英郎編『国際法入門:逆から学ぶ』(法律文化社、2014年)

参考書:
森川幸一、森肇志、岩月直樹、藤澤巌、北村朋史 (編集)『国際法で世界がわかる―ニュースを読み解く32講 』(岩波書店、2016年)
薬師寺公夫、坂元茂樹、浅田正彦編集代表『ベーシック条約集』(東信堂、2017年) 
奥脇直也、小寺彰編集代表『条約集』(有斐閣、2017年)
成績評価の基準・方法 評価方法:期末テスト50%、リフレクションペーパー30%、課題レポート20%
判定基準は以下のとおりである。
 秀:90点以上、優:80点以上、良:70点以上、可:60点以上、不可:60点未満
この科目の履修にあたって
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 イントロダクション

授業及び成績評価に関するガイダンスを行った後、国際法とは何かについて時事問題を取り上げながら議論する。

第2回 国際法の基礎知識(1)

国際法の法源、国際法主体性、国際法と国内法の関係を学ぶ。

第3回 国際法の基礎知識(2)

国家管轄権とその制限、国家・政府の誕生と内戦について学ぶ。

第4回 武力紛争

武力行使禁止原則とその例外(自衛権及び集団安全保障)、武力紛争下における文民の保護を学ぶ。

第5回 国際社会の空間秩序(1)

領域使用、海洋法の構造(海上管轄権含む)、日本の領土紛争について学ぶ。

第6回 国際社会の空間秩序(2)

宇宙及び南極、国際河川等国際化地域に関するルール及び諸問題について学ぶ。

第7回 環境

環境問題と無過失責任、国際環境法の基本原則、環境損害及びリスクの事前防止と事後的救済を学ぶ。

第8回 国際犯罪

国際犯罪の構成要件、国際司法共助と犯罪人引渡、テロの規制、国際刑事裁判所を学ぶ。

第9回 経済

第二次世界大戦後の世界経済秩序、世界貿易機構(WTO)、地域経済統合を学ぶ。

第10回 事例検討(1)アフリカにおける内戦と鉱物資源

武力紛争及び経済の分野に関わる事例を学び、関連する国際法規を用いて解決策を検討する。

第11回 事例検討(2)米州における生物多様性と遺伝子資源

環境及び経済の分野に関わる事例を学び、関連する国際法規を用いて解決策を検討する。

第12回 事例検討(3)ヨーロッパにおける民族多様性とヘイトクライム・ヘイトスピーチ

武力紛争、人権、国際犯罪の分野に関わる事例を学び、関連する国際法規を用いて解決策を検討する。

第13回 事例検討(4)アジアにおける海洋資源の保護と海賊対策

国際社会の空間秩序、国際犯罪、環境、経済の分野に関わる事例を学び、関連する国際法規を用いて解決策を検討する。

第14回 事例検討(5)日本が関わるグローバル課題

日本が関わるグローバル課題で、国際法の複数分野にわたる時事問題を取り上げ、関連する国際法規を用いて解決策を検討する。

第15回 総括

授業全体の総括を行う。