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    授業内容詳細

 東アジア近現代史
   East Asia Modern history
授業科目区分
共通教育科目・総合科目(異文化理解分野)
担当者 小野 達哉(講師)
グレード G2
テーマ 近現代中国の歩み
キーワード 清朝の衰退,西洋の衝撃,改革・改良運動,立憲と革命,民主主義と社会主義,日中戦争
開講年度
2018
開講時期
配当年次
経済学部・法学部2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 この授業は、19世紀以後の中国の歴史を、東アジア全体の中に位置付けて講義する。近現代史は現在の私たちと直接つながる歴史であり、我々の思考のあり方・暮らしのあり方まで大きく規定するものである。そして、東アジアの近現代史は、日本の膨張が著しいとはいえ、中国の問題を焦点に展開してきたといってよい。19世紀以後の中国は、清王朝の衰退が露わになる中で、国内では民衆反乱に相次いで見舞われ、国外からは西洋列強の侵略・進出を受け、内憂外患に晒されていた。そうした状況下、改革運動が相次いで挫折する中で、革命運動が盛り上がりを見せ、辛亥革命・中華民国の成立を迎えるが、その後は専制・改良・革命のいずれの路線を選択するかをめぐって、なおも政治路線の模索が続くことになるのである。こうした論点は単なる歴史に止まらず、現在の中国を考える上でも重要な問題となるだろう。この授業は、中国近代史を東アジア全体の流れの中で理解することを目的とし、受講学生がこれらの基本知識を修得し、自己のあり方を歴史に位置付けて考えられるようになることを目指す。
履修条件 特にない。
科目の位置づけ(DPとの関連) 共通教育科目・総合科目(異文化理解分野) の一つで、幅広い教養と国際感覚を身につけ、グローバル化する現代社会の一員として他者と協調・協働できる能力を磨くことに役立つ。
学修の到達目標 ①中国近現代史の流れを理解し説明できる。
②東アジア近現代史の流れを理解し説明できる。
③自己と近現代史とのつながりを理解し説明できる。
授業の方法 ①講義形式でおこなう。
②毎回レジュメを配布する。
③毎回小テストをおこない採点した上で返却する。
授業外の学修(予習・復習等) ①次回の授業範囲のキーワードを指定するので、辞典等で事前に調べておくこと。
②授業で指示された参考文献の該当箇所を読んでおくこと。
③授業で配布したレジュメを見直し、内容の理解を深めておくこと。
④返却を受けた小テストを解き直し、内容の理解を深めておくこと。
テキスト・参考書 テキスト:指定しない。プリントを使用する。
参考書:吉田光男ほか『東アジア近世近代史研究』(放送大学教育振興会、2017年)

成績評価の基準・方法 小テスト30%(毎回の授業時におこなう。全15回)、定期試験70%(論述形式の問題を出題する。講義内容の理解度を問う)
この科目の履修にあたって この講義を受けるに当たって、予備知識は必要としないが、日本史・東洋史・西洋史を問わず、歴史全般に興味を持ってほしい。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 ガイダンス

講義の趣旨・概要、注意事項、成績評価の方法などについて説明する。

第2回 清王朝の動揺

19世紀前半の嘉慶時代を中心に国内・国外問題の概要を説明する。

第3回 2つのアヘン戦争

アヘン戦争・アロー戦争をもとに対外関係の変化について説明する。

第4回 民衆反乱の展開

太平天国の乱・捻軍の乱など19世紀後半の民衆反乱について説明する。

第5回 洋務運動と変法運動

2つの改革運動が挫折を余儀なくされる過程について説明する。

第6回 義和団運動と北清事変

排外運動の高まりがいかなる結果を中国社会にもたらしたか説明する。

第7回 中国の「瓜分」

20世紀初めの中国が如何なる国際的状況に置かれたのか説明する。

第8回 立憲と革命

20世紀初めの2つの政治路線の消長について説明する。

第9回 中華民国の成立

辛亥革命から中華民国の誕生までの過程を説明する。

第10回 軍閥混戦

1910―20年代の軍閥の割拠により政局が混迷する様相を説明する。

第11回 民主と科学

五四時期の新文化運動が中国の思想界を如何に指導したかを説明する。

第12回 国共合作と国民革命

国民党・共産党の誕生、および両党の協調と対抗について説明する。

第13回 抗日戦争と民衆

1930年代の戦時下の中国人の生活・動員状況について説明する。

第14回 人民中国の成立

中華人民共和国誕生までの過程とその後の政治状況を説明する。

第15回 まとめ

授業の総括。講義の予定は授業の進捗状況によって変更する場合がある。