最終出身学校・学位 | 慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程 修士(法学) |
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主な担当科目 | 憲法学Ⅰ、憲法学Ⅱ、憲法学Ⅲ、演習ⅠA、演習ⅠB、演習ⅡA、演習ⅡB、法曹特別演習A |
専門分野 (現在の研究課題) |
憲法学、カナダ憲法、移民法 (多文化社会・多様性時代における憲法理論の再構築) |
キーワード | 憲法、多文化主義、信教の自由、承認、対話、移民法、手続的公正 |
主要著作・論文 |
<著書> 1.『世界の選挙制度』(三省堂、2018年)〔共著〕 2.『変容のなかの自由と安全――各国におけるテロ対策法制の動向』(弘文堂、2017年)〔共著〕 3.『ケースで学ぶ憲法ナビ』(みらい、2017年)〔共著〕 <論文> 1.「宗教的共同体の構成員資格に関するルールへの介入――カナダ憲法に基づく一考察」社會科學研究38巻2号(2018年) 2.「カナダにおける移民法の憲法的統制をめぐる近時の動向――「人の密輸」に関するB010判決とアプロナッパ判決を中心に」慶應義塾大学大学院法学研究科論文集57号(2017年) 3.「信教の自由における「法的多文化主義」と合理的配慮――カナダ憲法理論を素材として」法学政治学論究113号(2017年) 4.「市民権取得と多文化国家カナダ――イスハーク判決の位置付けとその憲法問題」法政論叢53巻1号(2017年) 5.「カナダにおける信教の自由と合理的配慮の法理――その多文化主義的擁護に向けた緒論」法学政治学論究110号(2016年) 6.「「カナダの多文化主義」に基づく憲法解釈の一側面――信教の自由における「承認」の原理を中心に」法学政治学論究107号(2015年) <学会報告等> 1.「カナダにおける退去強制・国家安全・憲法的統制」:移民政策学会2017年度冬季大会(2017年12月2日) 2.「宗教的共同体の内部秩序への司法的介入――カナダにおける離脱の権利?」:中京大学社会科学研究所英連邦部会研究会(2017年9月14日) 3.「宗教上の離婚と世俗の裁判所――Bruker v. Marcovitz判決を中心に」:北陸公法判例研究会(2017年7月29日) 4.「「法的多文化主義」の可能性――信教の自由論における多文化主義の位置」:日本カナダ学会関東地区研究会(2017年3月18日) 5.「カナダにおける難民対策の変容――難民保護システムの厳格化によるテロリスト対策?」:市民生活の自由と安全研究会(2016年9月24日) 6.「Crawford v. Marion County Election Board, 553 U.S. 181 (2008)――インディアナ州のVoter ID法の合憲性」:第3期アメリカ憲法判例研究会(2016年7月16日) 7.「国籍取得と多文化国家カナダ――ニカブの着用を禁止する方針をめぐる憲法問題を中心に」:日本法政学会第124回総会および研究会(2016年6月19日) 8.「移民法の憲法的統制の可能性?――カナダの退去強制の事例を手掛かりとして」:市民生活の自由と安全研究会(2015年6月20日) |
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所属学会 | 日本公法学会、全国憲法研究会、憲法理論研究会、比較憲法学会、日本カナダ学会、移民政策学会、日本法哲学会、日本法政学会、市民生活の自由と安全研究会 |
趣味 | 弓道(高校からずっと)、読書(ジャンルは幅広くなんでも) |
教育・研究について | 教育について 講義では、憲法学を中心とする専門的な学知を解り易く、そして面白く伝えられるように努めています。演習では、講義等を通して身に付けた知識を実際に「使う」ことの楽しみを体験してもらいたいと思っています。 研究について 私の研究は、憲法上に多文化主義条項を有するカナダ憲法を素材に、多様性の時代を向かえている現代社会を前にして憲法理論を再構築することです。比較法的にもユニークなカナダの実践を所々でお伝えできればと思います。 |
受験生にひとこと | 大学では自分が学びたいことを学びたいだけ学べます。そのサポートを出来ればと思っていますので、経法大で共に学べる日を楽しみにしています! |
フリーメッセージ | ジョン・スチュワート・ミルという思想家は、次のような言葉を残しています。 「意見の違いがありうる問題の場合、真理は、対立し衝突し合う2つの意見をあれこれ考え合わせることによってもたらされる。……自分が言いたいことしか知らない人は、ほとんど無知に等しい」。 4年間の大学生活を通して、考え方の違う教員や学友をはじめとするさまざまな人と出会い、あれこれ話し合いながら自分自身の世界を広げていってください! |