業界の対応

富士銀行,ドミノを利用したインターネットバンキングサービスを開始

 富士銀行は,ドミノサーバーを中軸にした日本アイ・ビー・エムのインターネットバンキング・パッケージ「IBMゴールド・ダイレクト」を導入し,個人顧客向けのインターネットバンキングサービス「富士サイバーバンク」をリニューアルした。

 IBMゴールド・ダイレクトは,ドミノサーバーと「ゴールド・メッセージ・スタンダード」と呼ばれるリテールバンキング用のメッセージングシステム(ソフト),およびJavaのサーブレット技術,128ビットSSLによる暗号化技術の4つの基本技術の組み合わせたもの。

 富士銀行では,従来からインターネット上での振込みや定期預金の作成,残高の確認といったホームバンキングサービスや,仮想商店街でのショッピング代金の決済,各種相談・シミュレーションなどのサービスを提供してきたが,今回のリニューアルにより,テレホンバンキングの契約者であれば,同行のホームページからのオンラインサインアップが可能になった。また,インターネットを使った個人向け金融サービス(商品)の開発や拡張に迅速に対応できるインフラを,システム面で整えたことになる。

 利用者は,Webブラウザを使って富士銀行のホームページにある「富士サイバーバンク」にアクセスし,ID番号と暗証番号を入力すれば,残高照会や振込・振替などのサービスを利用できる。本人認証やアクセス制御はWebサーバー側で行うため,ユーザーのPCに特別なソフトウェアをインストールする必要はない。Webブラウザは,Netscape NavigatorおよびInternet Explorerともバージョン3以上で利用可能になる。

 富士銀行の広報部は,「現在,約1万人がサイバーバンクのサービスを利用しているが,利便性が格段に向上したことにより,さらにユーザーが増えることを期待している。ゴールド・ダイレクトについては,開発時の生産性や,導入後の拡張性を高く評価して導入した。今後は,ドミノサーバーのインフラなどを活用して,取り扱い商品をいっそう充実させていきたい」と話している。

 IBMのゴールド・ダイレクトをベースにしたサービスとしては,さくら銀行が「さくらのブラウザバンキングサービス」を'98年7月に開始している。ただし,さくら銀行のサービスは独自のネットワーク網を使っているため,LANや公衆回線からのアクセス用に専用ソフトが必要になる。その点,富士銀行のサービスは,ブラウザさえあれば利用できるのが特徴だ。インターネット環境で,ゴールドを利用したインターネットバンキングは,国内で初めてのケース。

 

http://www.ibm.co.jp/ 日本IBM
http://www.fujibank.co.jp/
 富士銀行

http://nmag.softbank.co.jp/weekly/backissues/22.html#14